術後私が一番心配していたのは、高齢であることから術後肺炎と
歩行困難で寝たきりになることであった。
あくる日から、早期離床、点滴や尿バッグなどのカテーテルが付いた状態で歩行訓練を始めました。
看護師さんたちは忙しい、忙しい…、とても歩行訓練などしてもらえる状況ではない。私は母の辛そうな顔を無視してリハビリを続けました。
リハビリの様子を見ていた若い看護師さんが「リハビリのお仕事をされていたのですか?」と声をかけてきたほど。
もともと勝気で頑張り屋の母は、私のいうことに従って頑張ってくれました。
その結果、母は若い人と変わらないぐらいの速度で回復していきました。
元気になってから、何が一番つらかった?と聞いたところ
一番辛かったのは、経口摂取ができなかったこと、そのために
ずっと飲んでいた睡眠導入剤が使えず、眠れなかったことだったそうだ。